用途別加入例
用途別加入例−目次−
- 学資保険 −−−−子供の学費貯蓄の為の定番
- 定期保険 −−−−短期保障に効果を発揮する
- 終身保険 −−−−応用範囲がひろい八方美人
- 収入保障保険 −−残された家族の生活費用はこれ
- 介護保険 −−−−高齢者時代に向かう準備に
- 医療保険 −−−−間違わない加入する為には
- ガン保険 −−−−男性2人に1人は発症するガンに
- 年金保険 −−−−不確実な老齢年金のため準備に
- 養老保険 −−−−今加入して果たして良いのか?
学資保険
学資保険の一般的な目的は、「学資の貯蓄」ですが、これも含めて以下の様な目的があります。
学資保険に加入する目的
- 学資の貯蓄
- 契約者が万が一の時の学資確保
- 契約者が万が一の支払い保険料の確保
- 子供の死亡保険金及び医療の保障
加入する場合には、メインの目的とサブの目的を意識することが大切です。
学資の貯蓄については、最近予定利率が下がっている為、貯蓄効果を考えることが必要です。つまり、貯蓄目的で加入したが、支払い総額より受取り総額が少なくては貯蓄の意味が無いということです。
学資確保は二通りの方法が有り、一つは、年金方式で、「育英資金」等で毎年数十万円の給付金が出るものと、もう一つは、終身保険の応用で契約者の死亡保険金を充てる方法です。
支払い保険料の確保は、契約者の替わりに保険料を支払ってくれる。つまり、支払わなくてよくなる事です。
死亡・医療保障を特約で考える場合
子供の死亡保険金及び医療の保障を特約で付加する場合、学資保険の満期まで(18歳、20歳、22歳)の保障だという事と内容によっては割高になる事を確認して欲しい。この保障は、○○共済等の「キッズ保険」等の方が良い場合があります。
実際に学資保険を考えている方は、この4つの項目を良く考え加入することをお勧めいたします。
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定期保険
これは、一定期間の死亡保障専用の保険です。つまり、5年、10年、15年等の契約期間内に死亡すると受取人に死亡保険金XXX万円が渡ると言う事です。死亡しないでこの期間を過ぎると、何も残りませんし、銀行の定期預金とは違い、満期になっても何も起こりません。
また、同じ保障額でしたら、年齢が上がるごとに保険料が上がり、10年満期の保険料で30歳と70歳を比較すると、10倍〜13倍くらいになります。
一般的な方が加入されている保険証券に書かれている保険の形式で言うと
- 定期保険特約付終身保険
- 利率変動積立型終身保険
- 生存給付保険
- 生存給付金付定期保険
この保険に特約で付加されていて、”○○定期特約”、”定期○○”、”保障期間××年”、”××歳まで”と、保障期間が区切られている死亡保障がこの保険です。
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この保険の加入に際し必要なことは
- 死亡保険金が必要な保障額か?(独身で1000万円必要か?)
- 契約期間が必要な期間か?(生まれた子が大人になるまでは20年、でも契約は10年)
- 更新が必要な保険か?(30年間必要な保障だったら30年で契約できる)
- この3つの確認項目を使って「子供が大卒までの保障」を考えると
子供が高校1年なので、私立の総費用1500万円の内500万円は学資保険で、保障額は1000万円必要。
通常は7年間で大学卒業だが、浪人または、大学院までの保障で10年間の期間で考える。
10年間あると博士課程まで卒業、7年で大学を卒業すると解約すので更新はしない。
となり、保険料が最小で済ませる、用途に合った定期保険に加入する事が出来る。
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終身保険
この保険は、”終身”の文字が示すように、”身が、終わるまで”の一生涯で、死亡した時点で受取人に死亡保険金が渡る保険です。
主な特徴を挙げると
- 定期保険より保険料が高い。
- 掛捨てではない。
- 一生涯の死亡整理費用(葬儀費用)としてる使える
- 若いときの加入すると割安な保険料で済む。
- 更新が無いので保険料が上がることが無い。
- 一般的な設計では、60歳・65歳で支払いを終了する。
- 支払いを終了しても保障は一生涯続く。
- 死亡保障付きの貯蓄として考える事が出来る。
- 支払い終了後に保障を取り崩し、年金として受取れる。
- 解約返戻金の枠内で契約者貸付を利用できる。
- 保険料を支払えない場合に解約返戻金の枠内で保険料を立替払い。
などです。
- 一生涯の死亡整理費用(葬儀費用)として
- 貯蓄としての効果を出す加入方法とは!
死亡整理費用(葬儀費用)として20代前半の加入で説明します。60歳の支払が終わった時点で、解約すると支払い総額よりも受取額の方が大きい場合が少なくは有りません。ただしこの方法を使う場合は、保障額を大きくして加入しないと後で困ります。つまり、大きい保障で加入して死亡整理費用を残し一部解約(保険用語では”減額”と言います)をして一括現金を受取るわけです。
- 年金として受け取る方法とは!
「貯蓄としての効果」の続きで説明します。一部解約をして一括現金を受取るのではなくて、年金で受取ることができます。また、一括現金よりも年金で受取る方受取額は大きくなります。
つまり、保障額を大きく例えば、1000万円の保障で加入すると、60歳時点で死亡保障と一括現金と年金とに分けることが出来るわけです。
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収入保障保険
”収入”を”保障”する保険の意味です。つまり、大黒柱であるご主人が万が一の時に、給料に代わりに保険会社が支払ってくれる訳です。
特徴を挙げると
- ほとんどの会社が掛捨てです。
- 初年度の保障を同じにすると保険料は定期保険よりも安い。
- 定期保険の保障は”四角”ですがこの保険の保障は”三角”です。
- 保険会社によって毎年の給付と毎月の給付がある。
- 保険会社によって、一括現金か毎月か期間を短くし月額を増額できる。
- 必要なくなった時点でいつでも解約できる。
- 保障期間をある程度自由に決められる。
- 定期保険は”四角”、この保険の保障は”三角”の理由!
毎月の給料が20万円だとすると、40歳から60歳までの給料の合計は4800万円です。この場合、収入保障保険の保障額は毎月20万円で良いことが解かります。当然20年間の保障総額は、4800万円になります。
次に、50歳から60歳までの10年間でもらう給料は半分の2400万円です。保障額は当然同じ2400万円です。つまり、40歳から60歳までの20年間を考えると最初の年の保障額は4800万円で1年過ぎると1年分の240万円が減り、毎年240万円ずつ減り、59歳の時には最後の1年分が残るわけです。したがって、最初は大きい保障で最後は小さな保障の三角形の保障になります。
- 定期保険は”四角”
定期保険の保障も同じ4800万円が必要ですが、最後の60歳の時も4800万円のままで、四角形の保障になります。保険料は半分以下になります。
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介護保険
これから高齢化を迎える日本にとって、無くてはならない保険と言えます。
介護が必要になる要因としては
- 交通事故等のケガによる場合
- 認知症等の病気による場合
- 脳梗塞等の病気による場合
- 心筋梗塞等の病気による場合
- その他の病気による場合
があり、
公的介護保健の要介護の状態は以下のように5つに分類される。
- 入浴、排せつ、食事、歩行などで部分的な介助が必要。
- 自力で立ち上がりや歩行などが困難、洗濯、掃除等の家事等の介助が必要。
- 起き上がり、寝返りが自力ではできず、「2」の全面的な介助及び認知症による徘徊(はいかい)を含む状態。
- 「3」の状態に加え認知症の場合は、意思の疎通など、理解能力が低下し、夜間か早朝の巡回訪問が必要な状態。
- 「4」の状態が更に進み、認知症の場合は、意思の伝達がまったくできなくなる場合が多くなる。
この状態になって介護サービスを受ける場合、一割が自己負担となる。また、各介護状態ごとの限度額が決められている。
- 介護保険の役割!
今後、高齢化が更に進む状況での介護保険の役割は、更に大きくなる。保障内容は、介護一時金、介護年金の給付が有り、バリアフリーや手すり等の改築費用や公的介護保健の不足額を補う為に使うことが出来ます。
保険期間は、終身でなければ意味が無く、掛捨てでは無く、死亡保険金があるが長引くと減ってしまう。
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医療保険
1998年に保険の自由化をスタートしてから10年経ったわけですが、いざ加入しようとした場合には”どの会社がどのように良いのか”を比較するのは種類が多すぎて大変です。
そこで、加入する際に必要な項目を挙げてみました。
- 掛捨てかどうか?(ほとんどの医療保険は掛捨て)
- 定期タイプが良いのか終身タイプが良いのか?
- 保険料の支払いはいつまでか?
- 入院何日目から入院給付が出るか?
- 一入院の入院支払い日数は?(一入院60日/120日/180日・・・)
- 通算入院日数とは?(730日、1000日、1024日・・・)
- 無事故ボーナスは得をするの?
- 成人病特約(生活習慣病)、女性疾病特約、特定疾病特約、通院特約、高度先進医療特約
- 入院日額はいくらが適切か?
- 実際の医療現場に合った保障内容か?
- 手術給付は、入院しなくても受取れるのか?
等々上げるときりが無いが、この中でも特に必要と思われる事柄について説明します。
- 実際の医療現場に合った保障内容か?
入院日額と、一入院日数の関係ですが、私が相談を受けた内容を説明すると、10年くらい前までは一日入院して5000円有れば入院費用などを支払えたが、今は10000円必要ではないのか? と言うのです。胃がんで胃を全摘出の入院日数は、1ヶ月くらいかかっていたけれど最近は最短で2週間と聞いています。
調査すると(厚生労働省の調査、入院日数は平均)
- 平成8年の調査では一般病棟で約32.8日
- 平成17年の調査では一般病棟で平成8年より4割短い約19.8日でした
- 生活習慣病のうち一番短いのが心疾患で平均27.8日、65歳以上平均35.9日(平成17年)
- 生活習慣病のうち一番長いのが脳血管疾患で平均101.7日、65歳以上平均123.4日(平成17年)
- 入院日数は半分近い
平成8年から17年のこの9年間を見ると、入院日数は半分近くまでなっている、と言うことは、同じ出費であれば、入院日額は2倍は欲しい所です。
- 普通入院は60日、生活習慣病は180日
また、医療保険に加入することを考えると、普通入院は一入院60日あれば大体カバー出来るが、生活習慣病は、120日から180日無いと安心できないことがわかり、この状況に合わせたほうが余分な出費を避けられる事が分かります。
- つまり
つまり、同じ予算であれば、一入院180日の保険に加入するのではなくて、一入院60日にして入院日額を大きくした方が、短い入院の場合にたくさん受取れると言うことです。
- 定期タイプが良いのか終身タイプが良いのか?
定期タイプの場合には、死亡保障の「定期保険」と同じ特徴があり、終身タイプは、死亡保障の「終身保険」と同じ特徴になります。
それぞれの特徴を挙げます。
終身タイプの特徴
- 保障は、一生涯です。
- 一生涯のベースになる保障として使える。
- 保険料は、加入した時のまま変わらない。10年・20年・30年たってもそのまま。
- 更新が無い。
- 支払い期間を短くして、支払い総額を安く出来る。
- 加入時点では、定期タイプより保険料が高い。
定期タイプの特徴
- 一定期間だけの医療保障を考えると割安。
- 更新がある。
- 10年更新の同じ医療保険の場合、で80歳までの保険料合計は終身タイプより高くなる。
- 10年満期の保険料で30歳と70歳を比較すると、6倍〜8倍くらいになります。
- 定期保険で説明しているが、一般的な方が加入されている保険のほとんどがこのタイプ。
- 定期タイプと終身タイプのメリット
以上の事から、一定期間だけの保障で良く更新しないことを前提に加入するのであれば、定期タイプの方が出費は少ないが、長い期間加入するのであれば、終身タイプの方が出費が少ないことが分かります。
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ガン保険
厚生労働省では、健康のページの疾病のトップに「がん対策基本法」の内容が掲載されています。これによると生涯のうちに
ガンにかかる可能性は
- 男性の2人に1人。
- 女性の3人に1人。
- がんは加齢により発症リスクが高まる。
- 今後高齢化が進行すると死亡者数は増加していくと推測される。
と記載されている。予防はガン検診が唯一の方法ですが、受診率は欧米諸国と比べて低い。つまり、ガンにならない為には、早期発見が第一で、健康であっても定期的に検診を受ける必要があると言う事です。
ガンにかかってしまった場合の入院の状況は
- 入院日数が短くなってきている。
- 短い間に出費がかさむ。
- 一時的な出費が重なる。
- 健康保険で対象外の抗がん剤及び、治療方法がある。
- 特別な治療を受けると数百万の場合がある。
ガンは、「国民病」であると呼んでも過言ではなく、国民全体が、がんを他人事ではない身近なものとして捉える必要性がより一層高まっている。国民の5人に2人以上がガンになる可能性があるならば、ガン保険は必要不可欠な保障と言っても過言ではないことは明らかです。
ガンの発病に備える為には、どのような給付内容が有るのか見てきましょう。
- 診断給付金
- 入院給付金
- 手術給付金
- 通院給付金
- 収入保障
- 死亡給付金
- 高度先進医療給付金等々・・・
- 支払い免除
ガン保険の加入に際しては、「診断給付金」、「入院給付金」、「手術給付金」の3つを各社比較すると良いでしょう。特に入院日数が短くなっていますので「診断給付金」は、優先度が高くなっているように思えます。また、「診断給付金」は何回も出るガン保険が主流になってきています。
- ガン保険も定期タイプと終身タイプがある
この保険も、医療保険と同じように「定期タイプ」と「終身タイプ」があり、特徴も医療保険と同じです。がんは加齢により発症リスクが高まる状況を考えると、終身タイプの方が安心できるのではないでしょうか。
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年金保険
この保険は、学資保険で触れた”予定利率”の影響を直接受けている保険です。つまり、60歳から受取り開始で20年前に加入していると、支払い総額の2.5倍〜3倍ほど受取れたのですが、今年の加入ですと1.1倍〜1.2倍にしかなりません。
しかし、今後、公的老齢年金の不確実な時代を迎える際し、準備したい保険である事は間違いありません。
もっと率の良い方法としては
- 変額年金に加入する。
- 終身保険に加入しておいて、支払い完了後に年金で受取る。
の方法が有ります。
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養老保険
この保険も、学資保険・年金保険と同様に”予定利率”の影響を直接受けている保険です。つまり、10年満期の場合20年前に加入していると、支払い総額の1.5倍〜2倍ほど受取れるのですが、今年の加入ですと支払い総額と同じか年齢によっては少ないのです。
養老保険も年金保険と似た特徴が有り、もっと率の良い方法としては
- 変額保険の有期型に加入する。(養老保険の変額タイプ)
- 終身保険に加入しておいて、支払い完了後に年金で受取る。
の方法が有ります。
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